県土整備部は2017年度優良建設工事として県下40件の現場を16日までに選定した。JV施工やダブル受賞者があるため、実質35社の優秀施工者が決まった。また、「優良技術者」は石橋一也氏(井木組)と藤本克彦氏(藤原組)が受賞。それぞれ工事成績最高点86点の現場を担当していた。
今回、選定の対象になった現場は17年4月から18年3月末までに完成した県下約900件(請負対象設計金額500万円以上)の建設工事。審査基準に基づいて成績点の上位から他の模範となる現場40件(16年度は35件)を選出した。
受賞が決まった現場は、おおむね工事成績84点以上の32件に、各事務所長推薦枠から8件を加えた計40件となった。
全35社の施工者のうち、約半数に当たる17社は昨年度に次ぐ連続受賞。ダブル受賞を果たしたのは藤原組、谷口工務店、中信建設、栗山組、竹内組、中一建設、馬野建設―の7社だった。全体では鳥取と八頭地区で22現場を占めており、「東高西低」の傾向が見て取れた。
また、「優良技術者」には国道313号(倉吉関金道路)橋梁下部工事(上古川橋A2、P7)(補助改良)(経済対策)を担当した監理技術者石橋氏と、八東川河川改修工事(瀬戸橋上部工)の主任技術者藤本氏が輝いた。
今後、11月上旬に開かれる「第18回住みよい県土づくり表彰式」の席上、知事表彰される。
併せて、今年度創設の「優良下請負業者表彰」は、これら優良建設工事の中で「土木一般」部門24件から優秀な県内の下請け業者を表彰する。元請け業者に推薦を依頼し、選考基準を満たした下請け業者を決定。11月下旬に式典を開いて部長表彰する。
日刊建設工業新聞