名古屋市は、都市計画道路東志賀町線の整備で、庄内川を渡河する水分橋の修正設計に着手する。河川管理者との協議の進展と道路橋示方書の改訂を橋梁詳細設計に反映させるとともに、一般部の道路・道路構造物の一部で未策定だった箇所の詳細設計をまとめる。
水分橋は3径間連続鋼床版箱桁橋で最初に架設する下流側が橋長221・7b、下流側完成後、現橋位置(上流側)に架設する橋梁が橋長220・3b。1橋梁の幅員は13bで2橋の間に0・8bの空間ができる。下部工は、逆T式橋台4基と壁式橋脚4基。
道路詳細設計は、北区の味鋺交差点前後区間の延長259bと橋梁前後区間の擁壁などの道路構造物を対象に詳細を決める。その他、堤防道路や堤防取り付け道路、管理用通路などの詳細設計も行う。
設計業務は一般競争入札を公告。入札書を10月25〜29日に受け付ける。開札日は11月1日。履行期間は2019年3月22日まで。
東志賀町線は、守山区川西2丁目の水分橋南交差点北側〜北区味鋺1丁目の味鋺交差点北側までの延長900b区間について、12月末までの事業認可取得を目指している。
現況幅員は11・7〜13・2bで、完成幅員は水分橋南交差点北側から庄内川渡河部の水分橋までが30b、水分橋の北側からは擦り付け部で幅員が徐々に狭まり、味鋺交差点部付近は18b。南側から水分橋までが4車線と両側歩道で、水分橋北側からは2車線と両側歩道。
用地は、下流側に架設する新橋につながる道路空間や橋梁架け替えに伴う堤防嵩上げに関連する箇所の取得が必要となる。事業認可取得後に事業説明会を開き、用地取得に向けた準備を整える見込み。
提供:建通新聞社