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日本工業経済新聞社(山梨)
2018/10/15

【山梨】新環状で道路構造変更 東部U期を一体的整備で再評価

 第5回山梨県公共事業評価委員会では、3件の事前評価(本紙13日付既報)とともに新山梨環状道路・東部区間U期、市川三郷富士川線の富士橋および田富町敷島仲新居工区が再評価案件として審議された。東部区間U期では、道路構造変更に伴い事業費も増額。リニア開業に間に合わせるよう事業推進を図るとしている。
 国道橋梁改築事業国道140号の新山梨環状道路・東部区間U期については、高架構造物への要望が出されたことに伴い道路構造を見直し、橋梁延長が増加したとことが理由に挙げられている。事業費として155億円を増加し、効果発現が図られるように西下条ランプ〜(仮)落合西IC間(1・6q)とともに、(仮)落合西IC〜(仮)広瀬IC間(5・5q)の一体的に整備を進めるとしている。
 緊急道路整備改築事業市川三郷富士川線(富士橋)では、上部工に9億7000万円、下部工に12億9000万円、樋門・護岸工に4億4000万円の事業費を増額。
 緊急街路整備事業田富町敷島線(仲新居工区)は工期を3年延長し2025年度の完成を目指すとしていえる。
 なお、今回の事前評価案件の整備内容などは次のとおり。
◎緊急道路整備改築事業(甲州市塩山一之瀬高橋、国道411号・一之瀬高橋改築U期)
【課題・背景】
 ◆幅員は狭小で線形も悪く、大型車のすれ違い困難
【達成の方法】
 ◆車道幅員5〜5・5m→7m、防災カルテ要対策箇所4→0
【整備内容】
 ◆道路改良L2600m×W5・5(7)m トンネルL960m、L660m、着手年度2019年度 完成見込29年度、総事業費約75億円(国費39億7500万円、県費35億2500万円)
 ◆年度別の整備内容
 ・19〜20年度(測量・設計・用地取得)=1億5000万円
 ・21〜22年度(仮設ヤード工事、橋梁工事)=4億5000万円
 ・23〜25年度(2号トンネル工事・甲州市側L660m)=28億円
 ・26〜29年度(1号トンネル工事・丹波山村側L960m、道路改良工事)=41億円
 ◆既整備内容・期間・事業費
 ・一之瀬高橋改築(L460m×W5・5(7)m)05年度〜、大常木改築(L600m×W5・5(7)m)09年度〜
◎緊急道路整備改築事業(北杜市白州町横手〜武川町柳澤、横手日野春停車場線・駒城橋)
【課題・背景】
 ◆生活道路であるとともに観光地へのアクセス道路、駒城橋は幅員が狭く普通自動車のすれ違いが困難で現行の耐震基準を満たしていない。洪水時に流水を阻害して冠水することもある。
【達成の方法】
 ◆白州町横手〜武川町柳澤におけるL700mについて橋梁整備、車道幅員4・5m→5・5m、歩道無し→歩道幅員2m
【整備内容】
 ◆道路改良L700m×W5・5(9)m(駒城橋架け替え4径間連続非合成箱桁橋L167m)、着手年度19年度 完成見込28年度、総事業費約13憶円(国費7億5700万円、県費5億4300万円)
 ◆年度別の整備内容
 ・19〜20年度(設計・測量・用地取得)=1億4000万円
 ・21年度〜26年度(橋梁上下部工事、道路改良工)=8億6000万円
 ・27年度〜28年度 (旧橋撤去工事、道路改良工事)=3億円
◎畑地帯総合整備事業(笛吹市春日居町下岩下、熊野堂、梅沢・日向山)
【課題・背景】
 ◆急傾斜で1区画が狭小、機械作業が難しい
【達成の方法】
 ◆区画整理3工区、用水路(畑地かんがい)3カ所、農道3路線、鳥獣害防止施設1カ所
【整備内容】
 ◆用水路(畑地かんがい)A7ha、農道L780m、区画整理A13ha、鳥獣害防止施設L3000m、着手年度19年度 完成見込26年度、総事業費約13億円(国費7億1500万円、県費3億2500万円、市費等2億6000万円)
 ◆年度別の整備内容
 ・19年度(測量・設計)=5000万円
 ・20年度(区画整理)=1億円
 ・21年度(区画整理、用水路、農道)=2億円
 ・22年度(区画整理、用水路、農道、鳥獣害防止施設)=2億円
 ・23年度(区画整理、用水路、農道、鳥獣害防止施設)=2億円
 ・24年度(区画整理、用水路、農道、鳥獣害防止施設)=2億円
 ・25年度(区画整理、用水路)=2億円
 ・26年度(用水路、鳥獣害防止施設)=1億5000万円