和気町は、防災都市公園の整備に伴う測量・実施設計を早ければ12月までに委託する。9月補正予算に測量設計費として6000万円、土地購入費として7600万円を計上している。18年度中には用地を取得し、19年度では敷地造成や上下水道などの基盤整備工事の発注を予定している。
整備予定地は益原地内の和気ドーム北側用地など計6f。ナイター照明や内野スタンドを完備した1万9000平方bの野球場をはじめ、1万3500平方bの多目的広場、3000平方bのグラウンドゴルフ場を建設する。この他に、7050平方bの緑地や7400平方bの駐車場、8100平方bの園路、町道の拡幅(延長250b)、水路の付け替え(延長410b)、倉庫2棟、常設・災害トイレ、ソーラー照明灯10基などの整備を予定している。
また、防災機能として野球場には緊急ヘリポートを配備し、多目的広場は救護・復旧活動などの拠点基地、グラウンドゴルフ場は一時的避難生活の場として利用する他、和気鵜飼谷交通公園の駐車場は緊急車両の駐車スペースや支援物資の集積場などとして活用することも想定している。
概算総事業費は19億9996万円。社会資本整備総合交付金を活用することにより、和気町の実質負担額は8億5969万円となる見通し。
今後の整備スケジュールとしては、内野スタンドやスコアボードなどの建築工事を20〜21年度、多目的広場などの整備を19年度と21〜22年度に行う。野球場(防球ネットや照明含む)やグラウンドゴルフ場などの整備を22年度で行い、供用開始は23年度となる。
基本計画は山陽設計(岡山市中区)が策定した。
「提供:建通新聞社」