東京都は、豊洲市場の開場に伴い環状第2号線豊洲〜築地区間を11月4日に暫定開通することを決めた。今後、築地大橋と新大橋通りを結ぶ地上部道路を2019年度末に、往復4車線と側道2車線の全線を22年度中に開通させる。10月12日に開いた定例会見で小池百合子知事が明らかにした。
築地市場の豊洲市場への移転後の環状第2号線の開通は3段階で進めることとしている。11月4日に開通させる暫定(迂回)道路は、豊洲市場から旧築地市場青果門付近までの延長約2・8`。築地川沿いの市場内通路を活用した往復2車線とする。
第2段階の地上部道路は、新大橋通りの青果門前交差点と築地大橋を滑らかに結ぶ往復2車線で整備し、19年度末に開通させる。
第3段階の本線トンネルについては、11日に始まった市場解体に合わせて着工。市場の解体工事(環2関連部分)や埋蔵文化財調査、土壌汚染対策などと並行して工事を進め、22年度中に全線を開通させる。
提供:建通新聞社