建設新聞社
2018/10/12
【東北・福島】工場は日立プラントの設計・施工/日東紡が郡山市がに計1万5200uの新設計画
繊維、ロックウール等の製造・加工を手掛ける日東紡(本店=福島市郷野目東1 辻裕一取締役代表執行役社長)は、福島県郡山市の富久山事業センター内で、同社の総合研究所新社屋、および関連企業ニットーボーメディカル(東京都千代田区麹町2の4の1 橋尾雅彦代表取締役社長)の新工場建設を計画し、11日に現地で両施設合同の安全祈願祭を行った。
ニットーボーメディカル新工場は、日立プラントサービスが設計・施工を担当。日東紡総合研究所新社屋は、設計を陰山建設が担当し、現在施工者の選定を進めている。
郡山市富久山町福原塩島1地内の富久山事業センターは、約20万平方bの敷地に日東紡、ニットーボーメディカルのほか、日東グラスファイバーなど関連企業が集積。このうち、ニットーボーメディカルは、日東紡の100l出資の子会社で、体外診断用医薬品等の研究・製造・販売を手掛けており、今回の新工場建設は親会社の日東紡が担当する。
計画によると、S造2階建て、延べ約7700平方b規模の工場を新築し、同センター内に分散する工場や倉庫などを集約するとともに、製造品目であり血液検査試薬の生産エリアを現行の約2倍に拡張する。
施工は2期に分け、1期工事では1階の倉庫・冷蔵庫、および2階事務室約4500平方b、2期工事で1階の製造棟部分3200平方bを整備する。全体完成は2021年1月を予定している。
一方の日東紡総合研究所新社屋は、同社の研究・技術開発の拠点と位置付け、センター内にある研究開発や企画管理、グラスファイバー部門等の機能を集積し、技術研修センターを併設する。規模はS造3階建て、延べ約7500平方bを予定しており、年内に施工者を決め、19年3月の着工、20年3月の完成を目指す。
提供:建設新聞社