トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2018/10/12

【愛媛】伊方町 佐田岬観光施設19年度初めに増築発注

 伊方町は、観光交流拠点施設「佐田岬はなはな」の敷地内に増設する新施設の2019年度着工に向けて、実施設計を京・山口設計共同企業体(大阪市中央区)で進めている。
 18年度中に設計を完了させ、19年度当初予算に工事費を計上。6月初旬までには建築発注を終え、20年度のゴールデンウィークに合わせ供用を開始する計画。建設費は伊方町が負担し、運営は民間に委託する。
 新施設はZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)を目指す。ZEBとは、建物の構造や設備で省エネルギーを図ったり、地中熱や太陽光などの自然エネルギーを利用したりすることで総エネルギー消費量がゼロに近い数値になる建設物のこと。新施設では50%の省エネ効果を期待している。四国初の導入となり、費用は国の補助を見込んでいる。18年度中に補助申請を行い、19年度春ごろの内示を想定。補助決定の時期によって、建設スケジュールが流動的となる。全体の整備予算は概要で約10億円を見込んでおり、ZEB費用を含めた建築費約7億円のうち3〜4億円は補助や交付金でまかないたい意向。
 新施設は、「はなはな」の隣接地の広場に増築する。日本一細長い佐田岬半島をイメージし、既存施設はなはなと横並びに県道側から宇和海に向かって長く配置する。
 規模は、鉄筋コンクリート一部木造平屋が2棟、同一部鉄骨造2階建てが1棟。3棟全体の延べ床面積が約1900平方b。飲食や物販施設、イベントや休憩、展望スペースなどを備え、大型バス駐車場も完備する。場所は伊方町三崎1700ノ11(三崎港フェリー乗り場横)。

提供:建通新聞社