日本工業経済新聞社(群馬)
2018/10/12
【群馬】下水道総合事務所が平塚水質浄化センターの水処理施設新設に向けて
県下水道総合事務所は伊勢崎市境平塚にある平塚水質浄化センターで水処理施設の増設を行う。すでに基本設計業務に着手しており、19年度以降に実施設計、工事へと進む。
同センターに第2系列の処理施設を整備するもので、基本設計は日水コン(東京都新宿区)が担当。施設規模などの検討を行っており、年度内にまとめる。整備する施設は既存の第1系列と同規模を想定しており、1日あたりの処理能力は1万900立方m程度となる見込み。付帯設備としてブロワー設備や分配槽、ポンプ、汚泥処理施設などを整備する。今後の処理量の増加を想定し、必要な能力の検討も行う。
19年度以降、各施設の実施設計に移行する予定。どの施設から着手するかの優先順位についても、基本設計のなかで詰める。
同センターでは第1系列の水処理施設で旧境町や旧東村、旧赤堀村などの汚水処理を行っている。処理施設は最初沈殿池や反応タンク、最終沈殿池などから構成。汚水は標準活性汚泥法、汚泥は濃縮と脱水を組み合わせて処理している。現況では増加する汚水処理量への対応が難しくなることから同事業へと舵をきった。