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北陸工業新聞社
2018/10/12

【福井】前田電気の前田尚史さん/電気工の建設ジュニアマスターに輝く/お客様の満足が喜び/技術と楽しさの伝承に意欲 

前田電気(大野市中保)常務取締役を務める。休みの日には、バスケットボールや音楽を楽しむ。38歳 
 前田電気の前田尚史さんが、18度青年優秀施工者土地・建設産業局長顕彰(建設ジュニアマスター)に輝いた。高い技術と技能が評価され、今後の更なる活躍を期待されての受賞。
 前田さんは「自分のやれることを精一杯やってきただけ」と謙虚に感想を述べる。
 いつも心がけているのが、安全管理の徹底。「安心して快適に働ける環境が良い仕事に繋がる」と強く言い切る。そのように取り組む仕事の魅力を「工事ごとにオーダーメイドのようで、毎回違う体験ができること」と話す。しかし反面、そこがまた難しいところでもあるという。いつも求められるものが違うからだ。対応するために、自分の経験の中から、応用できる方法を引き出してくるそうだが、「ベテランの方と比べると、まだ、この経験の引き出しが少ない」と謙遜する。それは、お客様のあらゆる要望に応えたいという前田さんの姿勢の表れ。よく施主から、会社にだけでなく個人的にもお礼を言われることがあり、「この仕事をしていて良かったと感じる時」と明かす。
 電気工事の仕事に就いて14年。いまはベテランと若手の橋渡し的な役割。「仕事の面白さを自分も一緒に感じながら、若い社員に伝えたい」と抱負を語る。
 前田さんが常務を務める前田電気は、女性も活躍しており、男女関係なく働きやすい会社づくりに力を入れている。「少しでも興味のある人は、知識や経験を気にせずに門を叩いて欲しい。毎日が新鮮で楽しいはず」と付け加えた。

hokuriku