18年度第2回石川県土木部所長会議が11日、県庁会議室で開かれ、板屋英治土木部長は出席した同部幹部、出先機関の各事務所長、本庁各課長らを前に訓示した。
板屋部長は6月以降、地震や豪雨などに伴う災害が全国各地で発生し、県においても記録的な豪雨に見舞われたことに触れ、「今後、施設の災害等の対策に力を注ぎ、早期の復旧、復興に努めてほしい」と求めた。
また、全国の被災地域では災害の課題、教訓を踏まえて整理がなされているところだが、「そういった事態に我々が直面した場合にどのような対応ができるのか、あるいは十分対応していけるのかどうか、創造力や、それぞれの災害状況等に関心をもって見てほしい」と述べた。
加えて、災害時にやるべきことが非常に増えているとし、「しっかりプライオリティー(優先順位)を付け、必ずやらねばならないことはもれなく対応できるような体制を整えるとともに、フットワークを軽くして動いてほしい」と語った。
予算面に関して、板屋部長は「(今年度は)事業費も多少増えており、しっかりと執行に努めてほしい」とし、今後見込まれる国の1次、2次補正についても「予算を確保して、各事業を前に進めていきたい」と強調した。
中西吉明副知事は除雪問題を一例に挙げ、「全体としてどうしたら1番良くなるかを考えた上で、それぞれのポジションで頑張ることが大事。市町との連携を十分にとってほしい」と述べた。
会議では、各事務所の所長らが主要事業の進捗状況や、今後の見通しなどをそれぞれ報告した。