磐田市は、豊田地区の「ながふじ学府一体校」に続く次期小中一体校整備について、向陽中学校(向笠竹之内1162ノ2)敷地に一体校を整備する案を明らかにした。市議会9月定例会一般質問に対し村松啓至教育長が答弁した。
計画では、向陽中と向笠小学校(向笠竹之内391ノ6)、大藤小学校(大久保282ノ1)、岩田小学校(匂坂中987)の小中4校の統合を想定。「向陽中敷地への整備案は、現段階でコストやスケジュールの面で負担が少ない」という見解を示した。
市では7〜9月に地域の代表者や保護者で構成する「地域づくり協議会」を開き、各小学校区で構想に関する説明会を実施。今後も保護者を中心とする説明会を年内に行う考えでおり、地域の望む学校づくりに向けた理解の促進に取り組む。
モデルケースとして「ながふじ学府一体校」の整備計画では、2016年度に基本構想を策定。17年度に基本設計、18年度に実施設計を行い、工事を19・20年度に実施、21年度の開校を目指している。市では、向陽中学区でも開校に至るまでに同様かそれ以上の期間が必要だと考えている。
提供:建通新聞社
(2018/10/12)
建通新聞社 静岡支社