同社工事主任。「大きな物件を扱えることが、この仕事の魅力。福井県内だけでなく県外でも任せられることが自慢」と語る。39歳
野村塗装店(福井市学園2丁目)の中西誠さんが、塗装工の建設ジュニアマスターに輝いた。18年度青年優秀施工者土地・建設産業局長顕彰で、優秀な技能と技術、業務への多大な貢献と実績で高い評価を得た。今後さらなる活躍が期待される。
今回の受賞を聞き「本当に自分でいいのか」「数少ない受賞者の中に入るなんて、間違いないのか」と驚き戸惑いながらも「受賞式に行かせてもらえるだけでも嬉しい」と謙虚に喜びを語った。
仕事上で大切なこととして仲間の存在を第一に挙げ、「自分一人では無理。仲間がいて初めて大きな物件を扱える」と強調。社員間のチームワークを重視し、日々の業務に取組んでいる。また、自社が手掛けた建物の完成を家族に見せ誇らしさと充実感、達成感を感じ、「それが今の仕事のやりがいに繋がっている」と感慨深く振り返っていた。
後進の育成では「上手く教えられないが、言葉で言ってもわからない。実際に体を動かしてやってみないとわからない」と実践を通して体得させる方針。「自分でもここまで続けて来られた。5年から10年ぐらい我慢して付いて来て欲しい」と願い、時には厳しく指導しながら後輩の成長を近くで見守る。同時に「今の自分でも分からないことが多い。もっと本当に勉強していかないと」と意欲と向上心を示した。また、自分が新しく学んだことを後輩にも伝え、自社の人員充実に繋げようと努力している。
今後の展望について聞くと「大きな仕事を請負っており、今まで行ったことが無い施工が多くとも、無事成功させたい」と、あくまで現在の仕事に集中する姿勢を見せた。