岐阜市は、JR岐阜駅の西側に位置する岐阜香蘭地区の借地契約期間が2021年2月末に満了するため、新たな事業者を公募型プロポーザル方式で募集する。事業は同年3月1日から31年2月28日までの10年間の定期借地で行う。募集するのは物販や飲食業、サービス業などの業種を含んだ施設を運営する事業者。説明会は10月5日に行う。
岐阜香蘭地区は、JR岐阜駅の西側約800bの位置にあり、立地適正化計画で「都市機能誘導区域(都市拠点)」に定めている。この土地は市有地(2画地)で、現事業者との借地契約期間満了が近づいていることから、事業者を募集することとなった。
対象の土地は、A画地が香蘭2ノ23・25で面積8373平方b、B画地が香蘭1ノ12で面積4738平方b。合計面積は、1万3112平方b。用途地域は商業地域で、準防火地域。建ぺい率は80%、容積率が400%。
土地の利用提案については、2画地一体の貸し付けとなり、新設の他、既設複合施設を活用したものも可能。既設を利用する際は無償譲渡で、一部譲渡は不可。
市は、事業用地にある既存(オーキッドパーク)と同程度の規模で、地域のにぎわい創出につながる施設とし、物販や飲食業、サービス業などの業種を含んだものを求めている。
既設規模はA画地が鉄骨造4階建て延べ2万4392平方b、B画地が鉄骨造3階建て延べ1万0467平方b。駐車台数は自走式で630台。
応募資格は法人・団体で単体もしくはグループなど。
応募には、申込書や運営実績報告書、事業計画書、施設計画書などを提出する。
借地料は月額279万円以上。
スケジュールは、説明会を10月5日に市役所にて行い、11月16日まで応募書類を受け付ける。プレゼンテーションを12月に開き、19年1月に事業者を決定する予定だ。
選定された場合は3月末までに基本協定を締結し、7月ごろに施設計画書・運営計画書を提出する。事業用地の引き渡しは21年3月1日となるため、その後の建設、改修などとなる。
問い合わせ先は市街地再開発課。
提供:
建通新聞社