岐阜県都市建築部は、「都市公園活性化基本戦略」に基づく懇談会を開き、花フェスタ記念公園の施設再整備についてスケジュール案を明らかにするとともに、カフェレストランの建設を新たに追加した。2020年度に5施設、22年度には2施設の供用開始を目指す。
花フェスタ記念公園(可児市瀬田1584ノ1)は、80・7fの敷地に、世界のバラ園やバラのテーマガーデン、プリンセスホール雅、花のタワー、花の地球館などが配置されている。17年度に策定した基本計画を基に、施設内の再整備を進める。再整備の内容としては、▽エントランスゾーン(西ゲート)▽ショーガーデン(フォーマルガーデン)▽ナチュラルガーデン(世界のバラ園)▽季節のフラワーガーデン▽モロッコ・ロイヤルローズガーデン▽子どもの遊び場ゾーン(音楽広場)▽西ゲート商業施設▽東ゾーンなど既存施設の活性化―など施設ごとに順次整備を進めて行く。
このうち、エントランスゾーン(西ゲート)やショーガーデン(フォーマルガーデン)、モロッコ・ロイヤルローズガーデンなどは、20年度の供用開始に向け日本公園緑地協会(東京都千代田区)が設計を進めており、一部を18年度内に工事発注する。
ナチュラルガーデン(世界のバラ園)は、18年度内に設計を完了し、20年度に工事発注する。季節のフラワーガーデンは、19年度に設計と整備を進め、順次公開する。
この他、こどもの遊び場ゾーン(音楽広場)には「花の大型遊具」と「根っこの迷路」をそれぞれ整備する。花の大型遊園は18〜19年度に設計などを進め、19年度に遊具製作と取り付け工事を行う。根っこの迷路は19〜20年度に設計をまとめ21年度に製作と取り付けを行う。
さらに、西ゲートの商業施設再整備は、19年度から民間活力導入に向けた方針を検討し21年度には公募手続きし、22年度に整備工事に着手する。東ゾーンの既存施設の活性化に関しては、19年度から事業の可能性調査に入る。
=新規カフェは、民活導入へ= 今回新たに明らかとなったエントランスゾーンにカフェレストランを整備する内容については、民間事業者のノウハウを活用した事業とする方針だ。
今後、民間事業者から、事業参画の可能性や成立性、公園への要望などを聞き取りする。その後、県が躯体を整備し、内装と設備、運営を民間に委託するか、民間が全て行い、県は一定範囲で費用を負担するかなどの民間活力導入の事業スキームを決める。
18〜19年度に設計などをまとめ、19年度に着工する。
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建通新聞社