愛知県知立建設事務所は国道419号高浜拡幅事業で、蛇抜大橋高架橋(2期線)の詳細設計を長大名古屋支社(名古屋市中村区)に、高架橋につなぐランプ部などの道路詳細設計をセントラルコンサルタント中部支社(名古屋市中区)に委託した。設計工期は両件とも2019年3月20日まで。落札額は高架橋詳細設計が8900万円(税抜き)、道路詳細設計が3050万円(同)だった。
同事務所は、早ければ20年度から高架橋の橋脚から築造し、最短なら25年度の事業完了を目指している。
予備設計によると、蛇抜大橋高架橋(2期線)は橋長約800b、全幅員約8・3bで、橋梁上部がPC2径間連結プレテンホロー桁2連と鋼2径間連続非合成箱桁、鋼5径間連続非合成箱桁の複合橋。下部は橋台2基(1基は施工済み)と橋脚10基となっている。予備設計はオリエンタルコンサルタンツ中部支店(名古屋市中村区)が担当した。
一方、道路詳細設計は、平松橋南交差点から高架橋に接続する延長約570b区間の道路と、擁壁、函渠、交差点改良の詳細設計を行う。
国道419号は岐阜県瑞浪市から愛知県高浜市に至る延長75`の路線。伊勢湾岸自動車道と衣浦港を結び、第1次緊急輸送道路にも位置付けられている重要路線だが、慢性的に渋滞していることから現道を拡幅整備する。
事業の対象区間は、高浜市神明町の高浜小東交差点を起点に、同市青木町の寺下橋南交差点付近を終点とする延長約1900b。
吉浜小東交差点から平松橋南交差点までの延長約800bは平面道路、平松橋南交差点から県営赤松住宅西側付近までの延長約800bが高架道路で、その南から寺下橋南交差点付近までの延長約300bを平面道路で計画。
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建通新聞社