富山県は、県庁敷地内で防災・危機管理センター(仮称)建設を計画し、今月中旬に基本設計業務に係る公募型プロポーザルを公示する。
検討委員会がまとめた基本計画案によると、県庁南別館の東側一部を解体した跡地に10階建て程度の建物を新設する。延床面積は約5300平方メートル(駐車場除く)で、災害対策本部室(オペレーションルーム)や本部事務局室(防災・危機管理課、消防課)、他部局執務室、政府現地災害対策本部室、関係機関執務室、会議室、県の他部局室、プレスセンターなどを配置。1階に駐車場やエントランス、最上階に倉庫、非常用発電機室、機械・通信室、屋上にはヘリポートを設ける。
ライフラインの確保や防災情報機能の充実を図るほか、技術的提案を踏まえ耐震工法を決める。平常時には防災関係団体が行う訓練、研修の場として活用する。
19年度に解体工事、実施設計を行い、入札手続きに着手する。20年度から2カ年で建設工事、本庁舎浸水対策を進め、22年度の供用開始を予定している。