香美市は、市立図書館の建設に向け基本・実施設計者を選定するため、公募型プロポーザルを実施した結果、東畑・依光建築設計共同体(JV)を最優秀者に決定した。
第1次審査には21者が参加。そのうち15者が参加資格を満たしており、技術提案書を提出した12者で第2次審査を実施、審査で5者に絞り込んだ。9月20日にプレゼンテーションとヒアリングを実施、協議により審査した結果、最優秀者と次点者を決定した。
最優秀者に決定した東畑・依光設計JVの提案は、敷地に対する施設の位置がよく検討されており、施設は平屋で、屋根架構を木材として極力柱のいらない構造とすることで見通しが良く、かつ今後の検討過程で各スペースの配置替えが生じた場合に対応しやすい点などが高く評価された。
なお、次点には石本・若竹設計JVを選定。その他、NASCA・細木設計JV、隈研吾建築都市設計事務所、昭和・ハウジング総合JVが第3次審査に参加していた。
今後基本設計を2019年3月下旬まで進めた後、同年10月下旬までに実施設計を完了させる。造成工事は19年10月に発注、本体の建築工事は20年1月の発注を予定しており、21年5月末の完成を目指す。基本計画によると、建設地は土佐山田町楠目736他の敷地約4100平方bで、建物の規模は延べ約1700平方bとしている。
提供:建通新聞社