2017年度優良建設工事施工者の選定で、県土整備部は4日までに候補現場を40件に絞り込んだ。今後、知事決裁を得て今月中旬までに最終決定し、11月上旬の「住みよい県土づくり表彰式典」の席上、知事表彰する。
今回、選定対象のテーブルに載ったのは、県内業者が元請けとして施工し、17年度内(17年4月―18年3月末)に完成した建設工事約900件(請負対象設計金額500万円以上)。工事成績の上位から優先して選定するため、同部は先月、成績点上位リストを作成して各発注機関に照会し、推薦調書の提出を求めていた。
具体的な選定にあたっては、まず工事成績84点以上から一定基準を満たした32件を当確とし、これに各事務所長推薦枠(各事務所2件まで)の8件を加え計40現場を抽出した。同一業者やJVがあり、実質35社の施工者を選んだ。
最高点は86点で2件(土木系)が該当。それぞれの現場担当者は「優良技術者」として併せて表彰する。
表彰式は11月第2週の開催で日程調整しており、今年度の国交大臣表彰者や建設マスター顕彰者らとともに披露される。
また、今年度から「優良下請負業者表彰」を創設し、「土木一般」部門の優良工事の中から県内下請け業者を表彰する(優良工事1件につき1件)。
同部は優良施工者を決めた後、元請け業者に推薦を依頼し、選考基準を満たした下請け業者を決定。表彰式は11月下旬、県土づくり表彰式典とは別に開き部長表彰する。
日刊建設工業新聞