愛知県建設部は、小幡緑地(名古屋市守山区)の魅力向上に向けて、民間活力の導入を検討している。複数の民間事業者が参画意欲を示しており、現在導入が可能な施設の内容や設置エリアなどの検討を進めている。2018年度内に一定の方向性をとりまとめる考えだ。
小幡緑地は、本園、西園、東園、中央園の四つの園で構成しており、供用面積は76・2f。現在、中央園の未供用地の整備を進めている。その他の園については、整備を終えている。すでに供用済みの区域について、民間のノウハウを活用した施設を導入し、さらなる利用者の掘り起こしを目指すため、民間活力導入調査を実施した。
調査の結果、来園者からは、家族で遊ぶことができる施設、自然の中で遊ぶことができる施設、売店、飲食施設の設置を望む声が多かった。また、複数の民間事業者が関心を示し、参画意欲もあることがわかった。そこで同部は、導入可能な施設の内容、施設の設置エリアなどを検討している。18年度末までに方向性をとりまとめる。
同部はこれまで、15年度に大高緑地(名古屋市緑区)、16年度に新城総合公園(新城市大海、出沢、浅谷)で公園遊戯施設を設置・管理運営する民間事業者を募集。大高緑地ではエヌエーオー(岐阜県郡上市)が整備したディノアドベンチャー名古屋が、新城総合公園ではエバイス(名古屋市名東区)が整備するフォレストアドベンチャー・新城がオープンしている。
提供:建通新聞社