建設新聞社
2018/10/02
【東北・青森】三菱総合研究所を特定/六ヶ所村水素導入可能性調査
青森県六ヶ所村は、「六ヶ所村水素導入可能性調査業務委託」について、指名型プロポーザル方式で業者選定を進めており、三菱総合研究所を契約候補者に特定した。近く随意交渉を行い委託する予定。委託上限額は1040万4780円、履行期限は2019年3月15日。
指名業者は、エネルギー総合工学研究所、NJS、三菱総合研究所、電源地域振興センター(辞退)。
これは、進行している人口減少に歯止めをかけるため、再生可能エネルギーが集積する同村の強みを生かした魅力あるまちづくりとして、村の新エネルギー推進計画等の上位計画に基づき、新エネルギーのまちとしての地位を確立するとともに、「生活環境の力」「安全・安心の力」「経済の力」を高め、安らぎと幸せを実感できるまちづくりに向けた水素の活用方法について調査・検討するもの。
業務内容は、地域や産業、観光振興などが図れる水素を活用し魅力あるまちづくりを推進するための構想と、それを実現するためのロードマップ、定量的な成果目標などを作成するほか、構想実現に向けた第一段階として、村内の公共施設等への熱電供給等を行う実証モデルを検討する。
導入施設としては、尾駮レイクタウン北地区周辺エリアでは、村立屋内温水プール「ろっぷ」と村医療センター。特産品販売所「六旬館」周辺エリアでは、六旬館、スパハウスろっかぽっか、六趣醸造工房。このほか村総合研修センターを想定。実証に要する水素量算出や電力量算出、電力調達方法、水素の製造・貯蔵・輸送方法、熱電利用方法、課題抽出および解決策提示、収支試算、事業化に向けたスケジュールなどを検討するとしている。
提供:建設新聞社