第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体2018」が9月29日開幕した。総合開会式は福井市福町の9・98スタジアム(福井県営陸上競技場)で、天皇・皇后両陛下が臨席して行われた。
台風の影響による雨にもかかわらず、選手や観覧者ら約2万5300人が会場に集った。歓迎イベントでは、おもてなしの心を前面に、勝山左義長など県内の伝統芸能などが多数披露され、場内を盛り上げた。役員・選手団の入場では、47都道府県のうち最後に福井県選手団467人が登場。ひときわ大きな拍手が送られ、今月9日まで繰り広げられる熱戦に期待した。大会実行委員会の会長を務める西川一誠県知事は挨拶中「障がいの有無にかかわらず、すべての人がスポーツの素晴らしさと感動を共有できる大会へ」などと強調。各競技会場も大会に合わせて準備万全に整備され、この日を迎えている。