全国道の駅連絡会と三条市は27日、北陸地方整備局、新潟県、北陸道の駅連絡会との共催で「全国道の駅シンポジウムin三条」を、三条市の燕三条地場産センターで開催した。
冒頭、あいさつに立った國定勇人会長は「道の駅は地方創生の拠点としてさまざまな役割を担っており、各地域で地産地消の取組みを進め観光客数も増加している。今後さらなる魅力を発信していくためのアイデアを皆さんと考えていきたい」と語った。
はじめに、國定会長と燕三条工場の祭典実行委員長の山田立氏、富山県高岡市にある能作の能作千春産業振興部長の3人による座談会が行われ、それぞれが観光客増加に向けて実施している取組みなどを紹介した。
その後のパネルディスカッションでは、石田東生日本みち研究所理事長をコーディネーターに、楓千里「道の駅」有識者懇談会委員、堀井宏悦教科書「道の駅」編集制作委員、田中幹夫富山県南砺市長、山辺芳宣石川県羽咋市長が登壇し意見を交わした。田中市長は「市内の5つの道の駅に地域の文化が集約されている」と説明。今後は新しい体験メニューを開発し誘客を進めるとした。
また山辺市長は、「他の道の駅にはない独自の魅力を発信し、安全・安心でオンリーワンの道の駅を目指す」と抱負を語った。