7月豪雨により被災を受けた愛媛県内公共土木施設の3回目の災害査定の結果がまとまった。査定箇所は9市7町の371カ所、約35億円の復旧金額が確定、箇所別の復旧に係る額が決まったことから順次発注作業に入る。今回の査定は2018年第4次査定で9月18日から21日の4日間の日程で行われた。
第4次査定結果371カ所の内訳は、県管理施設が243カ所、決定額28億2300万円。市町管理施設が128カ所、7億2400万円となっている。
施設別では河川が179カ所、18億2400万円。砂防が43カ所、5億0100万円。道路が145カ所、11億6900万円。その他が4カ所、5300万円。
7月豪雨により被災した箇所の査定は計3回行われ、被災箇所総数のうち3割で復旧に係る金額を確定する災害査定が終えたことになる他、県では今後5回程度の査定を経て年内には全て終わらせ、早期発注・復旧復興に努める方針。
7月豪雨による被災箇所(8月末時点)は、県と市町を合わせ2514カ所に上り、7月豪雨被災を含む18年の第1次から4次査定までの累計は814件、復旧金額82億6600万円となる。このうち7月豪雨分のみは804件、81億4800万円となっている。
提供:建通新聞社