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建通新聞社四国
2018/09/28

【高知】高知県 南国日章団地造成を来年4月公告

 高知県商工労働部は、南国市と共同で南国日章工業団地(仮称)を整備するため、早ければ10月中に初弾工となる導水路工事の一般競争入札を公告する。造成工事は2019年6月議会の承認案件として4月に一般競争を公告する見込み。20年度中に造成を完了させ、21年7月の分譲開始を目指す。
 導水路の施工延長は356bで、そのほとんどがボックスカルバートの敷設。降雨時に団地内の水を一時的に貯めておく一時貯留池から国道55号の道路下を通り、王子川に流すまでの区間。
 造成工では、約16・1fの開発を進める。一時貯留池、市道、管理道路、緑地など、南国市が事業主体となる施設も県が一括発注する。分譲面積は約11・5f、現時点で6区画を想定している。市道は、国道55号と県道高知空港インター線のT字交差点から延びる路線を新設する他、既存の市道も付け替える。
 県と市では、主に製造業の誘致を進めたい考え。期待される経済波及効果として、生産誘発効果228億円、雇用者数610人、税収は県と市を合わせ1年当たり約6億円を見込む。
 県の9月補正予算案では、流通団地および工業団地造成事業特別会計に工業団地造成事業費8400万円を計上し、20年度までの債務負担行為に13億2420万円を設定。このうち導水路工事には単年度補正計上分と債務負担の一部を充て、債務負担の残りを造成工事に充てる。
 場所は南国市田村、立田、物部。

提供:建通新聞社