藍住町は、9月補正予算で「町文化ホール等複合公共施設緑地広場・駐車場整備事業」の継続費6億5000万円を措置し、年割り額(2018年度、19年度)を設定した上で本年度事業費として2億1100万円を計上した。今後整備範囲や工程など詳細を固めた上で年内の着工に向けて入札執行を図る計画だ。
奥野字矢上前に建設中の文化ホール・公共施設複合化事業(文化ホール等複合施設)の供用に向け、勤労青少年ホームなど既設5施設を解体する他、周辺地で緑地広場や駐車場整備する。設計は川建設計(徳島市)が担当した。
解体対象の建物は、いずれも鉄筋コンクリート造の建物で、福祉センター(延べ床面積1594平方b)、町民会館(同842平方b)、勤労青少年ホーム(同808平方b)、町保健センター(同691平方b)、緑の広場管理棟(同392平方b)。このうち勤労青少年ホームはすでに閉館しているが、その他の施設はまだ供用中。広場は2000平方b程度の敷地確保、駐車場は既存の再構築も含め、現状の倍以上の確保は図る考え。
所管は社会教育課。一連の工事を一括で発注するかどうかの判断は今後決定を急ぐ。工程としては、解体工事については、大半を供用後に行う予定だが、町は文化ホール等複合施設の2019年度供用(建物完成は19年3月末)を前にある程度ヤードを確保するため、先行して一部既設を解体し、部分的に駐車場などを整備することにしている。
19年度の事業完了を目指す。継続費設定では、19年度予算に事業費4億3900万円を計上する運び。
提供:建通新聞社