長岡市は、BTO(ビルド・トレード・オペレート)方式で整備・運営を行う「長岡市中之島新ごみ処理施設(仮称)整備事業」を、総合評価の一般競争入札で19日に開札したものの、全社が予定価格を超えたため、取り止めとした。
今後について市の担当者は「再公告に向けた検討、調整を進めていくが、時期については現段階で未定」としている。
施設概要は、高効率ごみ発電施設(処理方式=ストーカ炉、能力=82トン/日)、マテリアルリサイクル施設(処理方式=低速回転破砕機など、処理能力=21トン/5h)など。施工場所が中条新田1080−2(中之島クリーンセンター敷地内)。概算価格は、設計・建設が約113億円、運営は約80億円を試算した。
開札後はプレゼンテーション・ヒアリングを経て、12月に落札者の選定・公表および基本協定を締結。落札者は特別目的会社(SPC)を設立し、設計・建設期間は19年4月から23年3月まで(試運転期間含む)、運営期間が23年4月から38年3月まで(15年間)を見込んでいた。
基本計画、事業者選定アドバイザリー業務はパシフィックコンサルタンツが担当。
また、別途工事で、中之島クリーンセンターごみ処理施設等解体工事をシナノ解体工業・晴耕舎・新潟ヂーゼル工業JV、中之島クリーンセンターし尿処理施設等解体工事は中越環境開発・しなの産業・川上建業JVの施工で進めている。