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　羽咋郡市広域圏事務組合は、羽咋、志賀の２斎場を１カ所に統合整備する計画で、今年度内に建設場所や施設規模、事業スケジュール、事業費などの整備方針をとりまとめたい考えだ。
　同組合が羽咋市千里浜町と志賀町末吉で運営している斎場はともに築５０年以上が経過している。計画では、老朽化に加え手狭であることや、近年の多様化する葬儀慣習などに対応するため、長期的な維持費の負担軽減を考慮し１カ所に集約して新築する。今後、整備方針をまとめ次第、議会や関係市町に説明し、事業が本格化する見通し。
　斎場建設を巡っては、組合は１５年度に将来の人口推移を見据えた施設規模や整備候補地などの検討作業に着手し、基本構想（担当業者・新日本コンサルタント）の策定を進めていた。議会でも斎場建設特別委員会を設け、現状２カ所での建て替えや移転、統合整備といった今後の方向性について議論を重ねていたが、整備方針を一本化できず、最終判断を組合執行部に委ねていた。