愛知県教育委員会は、岡崎商業高校の校舎の建て替えに向けた設計を加藤建築事務所(刈谷市)に委託して進めている。既設校舎の取り壊しを2018年度中に着手する予定だ。
岡崎商業高校は、4月に発生した火災により、特別教室棟・産振棟が被災したため、校舎を建て替えることにした。委託している設計業務では、新校舎と自転車置き場、渡り廊下の新築設計の他、既存校舎と自転車置き場、渡り廊下の取り壊し設計と地質調査を行う。
新設する校舎の規模は2階建て延べ778平方bを想定している。多目的実習室、語学学習室、生物室、相談室、カウンセリング室、生徒会室、倉庫、トイレを設ける。1階に設置する多目的実習室は、可動間仕切りにより分割利用もできるようにする。取り壊す特別教室棟・産振棟の規模は3階建て延べ1276平方b。
同委員会は、設計費と既設校舎の取り壊し費として6月補正予算で3138万円を計上した他、1億0199万円の債務負担行為を設定している。19年2月ごろに既存校舎の取り壊し工事に着手したい考えだ。新校舎の建設工事費は2億7000万円を想定しており、19年度予算で計上する予定。新校舎は20年1月の供用開始を目指している。
提供:建通新聞社