県甲賀土木事務所は、計画している県道岩室北土山線(岩室工区)道路改築事業について、野洲川側の大型擁壁工等の工事を10月メドに発注する考えだ。
計画施工延長約200bのうち、約100b程度を予定、現在、発注形態の協議を行っている。なお、設計業務は、石居設計(彦根市)が担当し既に完了している。
同事業はこれまで、初段工事として市原建機(甲賀市)が、約100bの掘削工・植生工・排水工―などの工事を完了させ、約5600立方bの掘削工・1万550立方bの盛土工・550bの排水工を請け負う山切り工事第2段施工業者を、倉田建設(甲賀市)に選定済み、10月の擁壁工を年度内に完成させ、残区間の擁壁工を来年度発注、19年度内の擁壁工完成を目指す。
擁壁工完了後は、岩室北土山線の舗装工事、和田川の橋梁工事へと進めていく方針。発注時期は、擁壁工の工事進捗状況により調整していくとのこと。
岩室北土山線全線は、甲賀市甲賀町岩室の県道甲賀土山線を起点に、甲賀市土山町北土山で国道1号と県道大河原北土山線に接続する4・5qの一般県道。起点部から岩室集落の縁を通った後、野洲川に沿って東進し、新名神高速道路・甲賀土山ICから国道1号への取付道路までのL約1・1qを岩室工区として、起・終点部分を拡幅した上でバイパス道路を新設する計画。予定幅員は車道3b×2車線+片側歩道の全幅10・5bで計画。工事は新名神取付道路側から始め、用地買収の進捗に合わせ西進していく。
提供:滋賀産業新聞