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北陸工業新聞社
2018/09/27

【福井】担い手や新幹線後など巡り/近畿整備局と福井県建設業協会/活発に意見交換 

 一般社団法人福井県建設業協会(坂川進会長)と近畿地方整備局の受発注者が一体となり26日、諸課題の解決へ活発に意見交換した。福井市中央1丁目のザ・グランユアーズフクイで。
 双方の役員、幹部が揃う毎年恒例の会合で、テーマは公共事業予算の増額と安定的かつ持続的な確保、地域建設業の受注機会の拡大、働き方改革・担い手確保、生産性の向上、除雪体制の充実、建設業者の災害時の地位確立と設定した。
 冒頭、近畿地方整備局を代表して森戸義貴企画部長があいさつ。「若手が一人でも多く入職できる環境(魅力)づくりへ手を携えていきたい」と強調し、坂川会長も「ICT活用施工に取り組むなど一層の雇用改善を進め、担い手を確保したい」と応じ、疑問や課題を率直に話し合うなかで意見や指導を求めた。局側から福井河川、足羽川ダム、九頭竜川ダム統括管理の各事務所で取り組む事業概要も紹介した。 
 意見交換では、建設業の外工事に見合わない安い給料とそれが起因する若手の入職減。予算横ばいだが人件費と資材費の両高から工事費実質減。新幹線後に落ち込む一層厳しい業況などをめぐり率直に話し合った。森戸部長は「今後も課題解決へキャッチボールを」と締めくくった。

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