金沢市は、老朽化した既存施設を建て替える泉野福祉健康センター建設工事について、19年度に実施設計に着手し、20年度から2カ年で工事を進めたい考えだ。
現在の泉野福祉健康センター(泉野6丁目)は74年に竣工。老朽化に伴い改修は行ってきたが、耐震化対策は取っておらず、旧耐震基準のままとなっている。
建て替えでは現センター近く、泉野交差点の一角にある「泉が丘おあしす広場」(泉が丘1丁目、敷地面積約3681平方メートル)に移転する。
現在、基本設計をMAC建築研究所(金沢市三口新町)で推進中。設計発注時における建設規模はRC造(耐火建築物)地上4階、地下1階建て延べ約4500平方メートルを想定。直接工事費概算額は約14億円を見込む。
施設は地区の介護予防や健康づくりの拠点施設として整備。内容は市民センター、福祉と健康の総合窓口、健康診査・健康教室、事務室・会議室、こども広場、介護予防活動ルーム(新設)、運動室(同)、地下駐車場など。基本設計の委託期間は19年2月末まで。
建て替え後の跡地に関しては、おあしす広場の代替施設として公園などの整備を予定している。