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建通新聞社(神奈川)
2018/09/27

【神奈川】横須賀市 ポートマーケット跡地活用へ調査

 横須賀市は、2019年3月で閉店する「よこすかポートマーケット」の跡地活用調査委託事業者をプロポーザル方式で選定する手続きを開始した。跡地を活用して、民間事業者の運営による観光集客の核となる施設の誘致を図るのが目的。調査では観光・集客のポテンシャル分析と、新たに進出可能性がある業種、業態の選定と、進出が期待できる企業のヒアリングなどを行う。
 プロポーザルへの参加資格は、「業務委託」で「業種=一般調査・分析」のうち「営業種目=世論・市場・社会調査」に登録があり、国または地方自治体の官民連携導入可能性調査検討業務の元請けとしての実績があることなど。参加申込書を10月9日まで受け付け、11月12日に委託事業者を選定する。
 「よこすかポートマーケット」(新港町6)は、一般財団法人の「シティサポートよこすか」が市から土地を借り受けて運営している地産地消の拠点施設。元は倉庫だった建物は2階建て鋼板葺きで床面積3500平方b。敷地面積は建物がある土地は約7400平方b、駐車場は約3900平方b。閉店後、19年度に既存施設を撤去する。
 20年度以降の跡地活用については民間事業者の投資による運営と、観光集客の核となる施設(団体客に対応する飲食、おみやげの販売所、その他集客スペースなど)を想定。今後、プロポーザルで選定したコンサルタントに委託して詳細な調査・分析を実施していく。
 具合的には、商圏や周辺環境の分析、売り上げ試算などのマーケティングの視点による調査分析により、同跡地に適した業種、業態などを絞り込む。続いて進出可能性の高い民間事業者をリストアップし、各企業へヒアリングを実施し民間事業者の考えを把握することでさらに進出可能性がある事業分野、事業手法を絞り込む。履行期限は19年3月31日。
 19年度は跡地を活用する民間事業者の公募条件を検討し、第4四半期には事業者を公募・選定。20年度以降の新施設の着工につなげる予定だ。

提供:建通新聞社