建通新聞社
2018/09/26
【大阪】大阪府 災害復旧費など約52億を補正
大阪府は、一般会計に51億7900万円を追加する補正予算案をまとめ、公表した。大阪北部地震や西日本豪雨に関する災害復旧費などを盛り込んだ。
地震・豪雨対応では、6月の大阪北部地震と7月の西日本豪雨で被災した府有施設の復旧を図るため、事業費として28億6609万円を計上した他、6億5900万円(2018〜19年度)の債務負担行為を設定した。工事の実施箇所は、天野川、国道173号など320カ所を予定している。
府有施設のブロック塀などの安全対策では、ブロック塀の撤去や目隠しフェンスの設置費として21億2646万円を計上。工事の対象は、府立学校56校と、学校以外の124施設。
また、民間のブロック塀などの安全対策には3750万円を充てる。府内の全市町村に補助制度を創設させ、危険性のある民間ブロック塀などの除却を行う市町村に対して補助を行う。
この他、17年台風21号による被害の復旧で、道路工事の工法変更などに伴う事業費の増額と債務負担行為の設定を行う。予算額は1億0936万円、債務負担額は8億0234億円(18〜19年度)。工事実施箇所は、国道173号、西除川、牛滝川を予定している。