福島建設工業新聞社
2018/09/26
【福島】福島第2合庁/エーシーエ設計を特定
東北地方整備局は、32年度本格着工を目指す福島第2地方合同庁舎設計業務の契約候補者にエーシーエ設計(本社・長野市)を特定した。4者参加の公募型プロポーザルで選定したもので、10月中にも契約する見通しだ。
福島第2合庁は、福島市内に分散し、老朽化、耐震性不足が課題の@東北公安調査局A福島財務事務所B福島労働局C福島地方気象台D自衛隊福島地方協力本部―の5官署を集約し、国有財産の有効活用と、耐震性を確保した災害応急対策活動拠点とするため建設を計画している。
整備に当たっては、地域の防災・まちづくりに貢献する官庁施設整備の実現に向け、同市の景観まちづくり計画を順守するほか、中心市街地に点在するレンガ基調の建物や街並みとの調和、敷地内の桜を活用した外構整備、災害時に一時避難場所として活用できる施設整備を目指す。
建設予定地は、建て替えした福島地方・家庭裁判所庁舎の西側隣接地で、福島市役所西棟建設予定地北側の同市花園町5の38地内約4500平方b。庁舎はRC造地下1階地上5階建て延べ6583平方b規模で、W造平屋236平方bの車庫も新築する。
基本・実施設計は32年2月28日納期で進める。敷地調査は協和ボーリングが担当。32年度着工、34年度供用開始を目指す。総事業費は約26億円を想定している。