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建設新聞社(長崎)
2018/09/26

【長崎】みなとづくり≠ナ地方創生目指す

県と対馬市が計画 全体総額35億余
   長崎・厳原港対象、港湾施設や待合所整備

 県と対馬市は、「地域の基幹産業を支え地方創生を実現するみなとづくり(重点)」を策定した。計画期間は2018年度から22年度までの5年。長崎港松が枝地区と厳原港厳原地区が対象。岸壁、物揚場、道路、緑地、浮桟橋、駐車場、待合所の整備が行われるもので、現時点の全体事業費は35億0600万円(県28億1600万円・対馬市6億9000万円)と試算されている。
 県内や県外との交流機能を強化するみなとづくり≠ノより、県などは、県内の多様な地域基幹産業を活性化させ地方創生の実現を目指す方針。安全で利便性の高い港湾施設の整備率や港湾緑地の整備率を引き上げたい考えだ。
 県は長崎港松が枝地区において、▽物揚場(マイナス3b)(A)L=75b(22年度実施予定、全体事業費4億5500万円)▽岸壁(マイナス4・5b)L=60b(18―22年度実施予定、全体事業費9億5100万円)▽岸壁(マイナス5・5b)L=110b(18年度実施予定、全体事業費4億1000万円)▽道路(C)L=5・5×150b(18―21年度実施予定、全体事業費6200万円)を計画。
 また、厳原港厳原地区においては▽浮桟橋1基(22年度実施予定、全体事業費3億円)▽道路(G)L=260b(18―19年度実施予定、全体事業費1億2100万円)▽駐車場(1)A=2760平方b(20―22年度実施予定、全体事業費3800万円)▽駐車場(2)A=2200平方b(18―19年度実施予定、全体事業費6100万円)▽駐車場(3)A=6400平方b(18―20年度実施予定、全体事業費3億6800万円)▽緑地A=4000平方b(18―22年度実施予定、全体事業費5000万円)―の整備を行うこととしている。
 なお、県が行う港湾事業と一体的に実施することで、利用者の利便性向上や交流人口の拡大を図るため、対馬市が事業者となり、厳原港待合所・安全対策施設の整備を計画。事業実施予定期間は18年度から20年度までで、全体事業費として6億9000万円を見込んでいる。ksrogo