日本工業経済新聞社(群馬)
2018/09/25
【群馬】群建協高崎支部青年経営者部会は建設業をおもしろくする会を開催
群馬県建設業協会高崎支部(関口功支部長)青年経営者部会は19日、ホワイトイン高崎で、同支部初となる県高崎土木事務所と青年経営者部会で考える建設業をおもしろくする会を開催。組織や役職の枠を超え、週休2日制や女性が活躍できる職場環境などについて忌憚のない意見交換を行った。
同会は県高崎土木事務所の係長以下の職員や同支部青年部会員のほか、若手技術者約60人が参加し行われた。2019年も引き続き実施する予定。
冒頭、県高崎土木事務所計画調整係の佐々木宏補佐が「今回の意見交換に際して、いくつかのテーマを設定させていただいた。せっかくの機会ですので、忌憚のない意見を出していただき、親交を深めることにより日常業務でも自由に意見を出し合える関係を築いてもらいたい」とあいさつ。
引き続き、同支部青年経営者部会を代表して岩井土建の岩井真代表取締役は「青年部と若手監督員の皆さまとの意見交換の場がないということで、今回催させていただいた。発注者と受注者ということで立場は違うが、群馬県の社会資本整備を通じて県民の安心と安全を守るという意味ではお互い同じ目標を持って仕事をしている仲間であると私は認識している。現場で働いている若手の生の声、建設業に入って感じたことや思っていることを話していただき、より一層我々業界と土木事務所とのコミュニケーションを図ってもらいたい」と呼び掛けた。
意見交換は6テーブルに分かれて行われ、週休2日制や女性が活躍できる職場環境についてのほか、ICT、若手とベテランのコミュニケーション、発注者と受注者のコミュニケーション、災害対応について意見を出し合った。
意見交換後には県高崎土木事務所コンベンション周辺整備係の秋山泰係長が「皆さまの意見や問題点など、生の声を聞かせていただき充実した意見交換会となった。皆さんの意見を伺うとICT技術の実用とともに作業効率を向上させることによる長時間労働の是正、また、週休2日制などの働き方の改善などに結び付けることや建設業界を盛り上げるため、女性や若者が活躍できる環境づくりが重要であるということを皆さんが重要であると感じていることが分かった。受発注者間のコミュニケーションについては、現場で安全に良いものを造り上げていくには、人と人とが目を見合わせて、気持ちを見据え合って話し合うことが必要である」と総括した。