富山市は、PPP手法で進める本庁舎北側公有地活用事業(公募型プロポーザル)について、28日の事業者検討会議(提案内容ヒアリング)を経て、10月に優先交渉権者を決定する。
同事業は、教育センターおよび本庁舎の機能の一部を補完する「公共施設」(約1900平方メートル)と、市民・来訪者・在勤者などのニーズに対応した都市機能の充実が期待できる「民間施設」で構成される複合施設を整備するもの。場所は本庁舎北側の新桜町6番6号で、敷地面積が1277・88平方メートル。
事業形態は、民間事業者が建物を所有し、市は建物の一部を貸借する。土地は敷地の全部を貸付または売却とする。市は9月補正予算案で、公共施設部分の賃借料に係る債務負担行為を、20年度から50年度まで限度額31億1256万円を設定。建物の貸借期間は21年3月から51年3月までの30年1カ月。民間事業者が施設の設計・建設・維持管理を行う。19年秋ごろに着工し、21年4月の供用開始を目指す。