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建通新聞社四国
2018/09/25

【高知】大豊町 小学校・保育園・給食C設計プロポ

 大豊町は、おおとよ小学校、大杉保育所、給食センターの3施設を大豊町中学校敷地内に移転新築するため、基本・実施設計の公募型プロポーザルを18日付で開始した。参加表明書の提出締め切りは10月19日。10月31日にプレゼンテーションやヒアリングによる審査を実施し、11月中旬に最終選定結果を通知する予定。
 参加資格要件は、2008年度以降に国内で1棟当たり延べ2000平方b以上の学校施設、1棟当たり延べ500平方b以上の木造施設、CLTを用いた施設の実施設計を完了した実績を求める。単体企業または2者で構成する設計共同企業体(JV)の参加を求め、JVの場合は代表者・構成員のいずれかの実績も可とする。
 これまでにまとめた各施設の基本構想・基本計画によると、おおとよ小学校は木材を活用したCLT工法などによる校舎を計画。最大見込み児童数120人、普通学級5学級、特別支援学級2学級とし、特別教室や管理諸室などを配置する。体育館は大豊町体育館、運動場は大杉農村広場を活用する。大杉保育所もCLT工法などを想定しており、定員80人、建物の規模約600平方bを見込む。学校給食施設はCLT構造や鉄骨造を想定しており、小学校1階部分への整備が望ましいとしている。
 今後の基本設計で仕様、使用材料、構造方式、設備方式などの比較検討を行う他、ライフサイクルコストの検討、概算工事費の積算、概算工事工程表の作成などを進める。これに基づき実施設計で意匠、構造、設備、昇降機、外構工事などの詳細をまとめる。設計期間は2019年9月までの予定。工期は19年12月から20年12月までを想定している。現時点での概算工事費は10億2000万円(外構工事費を含む)。建設地は中村大王。

提供:建通新聞社