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　高知県とＪＡグループ、食肉事業組合で構成する「新食肉センター整備推進協議会」は19日、第３回ワーキンググループを開催し、新食肉センター建設に向け、10月第２週をメドに基本設計を公告することなどを決めた。基本設計は一般競争または公募型プロポーザルでの公告を予定しており、９月末までに入札方式を決める方針。
　基本設計の中で施設の大まかな規模や整備工事費などをまとめた後、２０１９年７月に同協議会メンバーの出資により新会社を設立。新会社が実施設計を同年８月ごろ外注し、建設工事を20年４月ごろ発注する。21年９月に完成し、22年４月の稼働開始を目指す。
　新施設は、高知市海老ノ丸にある現施設を稼働させながら、空いた敷地内に建設。従来のと畜解体に加え、集荷、内蔵処理、部分肉・２次加工、卸売りなどの事業を展開することで黒字化させる。
　協議会は７月18日に設立。これまで運営シミュレーションの詳細な検討や新施設の基本的な仕様について議論を重ね、関係者間の合意を形成した。また地質調査の入札を９月11日に行い、木本工業（高知市）が１７２６万円で落札した。
　県の９月補正予算案では、同協議会に対する補助金に１１３５万円を計上。基本設計に必要な経費のうち２分の１を負担する。残る２分の１はＪＡグループなどが負担する。

提供：建通新聞社