四国地方整備局は法務省が徳島市徳島町の徳島地方検察庁敷地内に計画している徳島法務総合庁舎の新築設計で公募型プロポーザル方式により審査した結果、9月18日付で梓設計(東京都品川区)を特定した。近く随意契約を締結する。
徳島法務総合新庁舎の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造11階建て延べ1万1958平方bと自転車置き場(木造平屋64平方b)。基本設計、実施設計と数量積算を進める。設計期間は2020年2月28日まで。新庁舎本体の着工時期は予算などが未確定であるため流動的だが20年度以降となる。
計画によると、新庁舎は徳島地方検察庁(徳島市徳島町2ノ17、1960年に別館、69年に本館が完成)の敷地で徳島地検・徳島区検察庁を再配置し、周辺の徳島地方法務局や徳島保護観察所、高松入国管理局小松島港出張所を集約する。仮庁舎の建設・移転後に整備する。事業費は約65億円を見込む。敷地面積は5555平方b。
仮庁舎建設は、建設地となる敷地にあった一部建物撤去が完了したことから10月1日に一般競争入札する。仮庁舎の規模は鉄骨造3階建て延べ2810平方b。鉄骨造平屋72平方bの車庫棟の新築、鉄筋コンクリート造3階建て延べ2896平方bの既設庁舎など10棟の建物解体も含む。工期は約15カ月を見込んでいる。
仮庁舎完成後に、徳島地検と区検察庁の機能を移転し、次の段階で入居していた既存庁舎など9棟を解体。同スペースに新徳島法務総合庁舎を建設する計画。
提供:建通新聞社