日本工業経済新聞社(茨城)
2018/09/21
【茨城】河内町が新庁舎検討委員会設立へ/ふれあい公園改修設計費も/9月補正案に
河内町の9月補正予算案がこのほど承認された。主なものでは、水と緑のふれあい公園の改修に向けた設計に307万3000円、農村環境改善センターなどの修繕に303万8000円、町道213号線の改良工事に250万円を計上しているほか、新庁舎検討委員会の設立に向けて委員報酬を設定した。また下水道事業特別会計で補助対象工事に1150万円と単独工事に640万円を追加している。
一般会計全体には3億3296万2000円を追加し、当初からの総額を49億6314万3000円となった。
まず土木費では、水と緑のふれあい公園(長竿5412)の北側を流れる排水路の暗渠化(ボックスカルバート)に向けた設計に259万2000円。10月中旬にも発注し、年内の策定を目指す。工事は年度内発注を計画している。
また公園内の不動免沼に架かる木橋の上部改修に向けての設計に48万1000円を充当。こちらは随意契約となるもよう。工事は来年度となる見込み。
利根川沿いを走る町道213号線では、十三間戸地内のスクールバス停留所へ降りる坂道が狭隘であることから、改良工事に250万円を措置。年内には指名競争入札で発注するようだ。
教育費を見ると、農村環境改善センター(長竿3689−1)の空調機修繕に285万6000円、農業者トレーニングセンター(長竿3566−1)のアリーナ床面改修に293万4000円、西共同利用施設(源清田5893−1)の脇を流れる水路に架かる橋の撤去に155万7000円を配分。全て随意契約の予定。
総務費では防犯カメラの設置工事に169万円。場所はかわち学園(長竿5456−1)への進入路と県道11号線の交差点を考えている。
そのほかに新庁舎検討委員報酬として40万円を設定。現庁舎は建設から50年が経過していることから、6月の議会で新庁舎について検討したらどうかとの意見が出された。それを踏まえて今議会では、検討委員会の報酬についての条例案が承認された。委員会のメンバーや設立時期などは未定。
特別会計では公共下水道事業で、手栗地内のマンホールポンプ設置工事に1150万円を充てたほか、浄玄地区の下水道管渠布設工事の延長増のため640万円を追加した。
◇
補正予算の主な事業は次のとおり。
【総務費】
◆一般管理・新庁舎検討委員報酬=40万円
◆財産管理・町有財産整備等工事=25万円
◆防犯対策・防犯カメラ設置工事=169万円
◆賦課徴収・基準、標準時点修正業務委託=71万3000円
【民生費】
◆東共同利用施設・ひかり電話切替工事=20万1000円
◆児童福祉総務・子ども、子育て支援事業計画ニーズ調査委託=365万1000円
【衛生費】
◆環境衛生
◇機械器具購入=40万円
◇合併処理浄化槽設置整備事業費補助金=283万4000円
【土木費】
◆土木総務・道路台帳補正更新策定業務委託=39万円
◆道路新設改良・町道舗装新設改良工事請負=250万円
◆公園管理・設計委託=307万3000円
◆住宅管理・住宅管理委託=152万3000円
【消防費】
◆防災
◇浸水表示板設置工事=70万円
◇防災無線戸別受信機購入=20万6000円
【教育費】
◆公民館
◇修繕=303万8000円
◇共同利用施設改修工事=155万7000円
◆体育施設・修繕=293万4000円
◆給食総務・給食室用備品購入=35万2000円
【公共下水道事業特別会計】
◆公共下水道建設事業
◇補助対象工事=1150万円
◇単独工事=640万円
【水道事業会計】
〔収益的支出〕
◆配水および給水・委託=42万2000円