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建設新聞社
2018/09/21

【東北・宮城】国際的な人材拠点に/東北大学ユニバーシティ・ハウスが完成

  東北大学が青葉山新キャンパスに整備を進めていた国際混住型学生寮「ユニバーシティ・ハウス青葉山」が完成し、19日に仙台市の現地で竣工式が開かれた。日本人学生と外国人留学生の交流を促進し、国際感覚を養う拠点として10月1日から使用開始する。
 建物は、仙台市青葉区荒巻字青葉地内64万6935・60平方bの敷地に、R一部S造6階建ての1号棟、7階建ての2〜6号棟など、延べ2万0080・83平方bの規模で建設。設計・監理は久米設計、施工は大和ハウス工業がそれぞれ担当した。
 施設は、1ユニット8人のシェアハウスを全94ユニット設置し、752人が入居可能。また、6号棟には約400平方bの交流スペースを設けたほか、エントランスにも交流デッキを設置し、学生間のコミュニケーションを促す。
 事業手法はPFI(BTO方式)を導入。事業期間を40年と定め、青葉山40YearsPartners(代表企業・大和リース)が維持・管理・運営などを担う。
 式典の中で、東北大学の大野英男総長は「グローバルな社会を先導する人材を育成するためには、国際化と多様化が不可欠だ。本施設に入居し、国際感覚と社交性を養うことで、世界を舞台に活躍するリーダーが巣立っていくだろう」と期待を込めた。大和リースの森田俊作代表取締役社長は「昨年5月に着工し、無事故・無災害で竣工を迎えることができた。今後40年、国際的な人材を生む場となるよう事業に尽力する」と決意を示した。

 提供:建設新聞社