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建通新聞社四国
2018/09/21

【愛媛】愛媛県 県民文化会館本館の大規模改修

 愛媛県は、県民文化会館本館の大規模改修に着工するため、早ければ9月下旬から5件に分けて順次発注する。第1弾はメインとサブホールの舞台機構設備改修の2件。12月に内装改修、空調熱源設備、中央監視制御設備を発注する。
 事業費は、2018年度予算に6億6167万円を計上するとともに、20億3030万円を限度とする債務負担行為を設定している。事業期間は18年11月から20年3月となっており、大規模改修に伴い施設は19年4月1日〜20年3月31日まで休館する。本館東側の別館は通常通り開館。
 改修内容は機械設備改修として冷凍機、熱交換システム、空気調和器、蓄熱槽、中央監視装置など。舞台機構改修が重量物吊物機構昇降マシン、ワイヤー滑車類、制御盤、操作盤など。バリアフリー化改修が北側出入り口にスロープ設置、館内スロープ改修、手摺り設置。他、真珠の間可動間仕切り、メインホール(3000席)とサブホール(1000席)の座席取り換え、、女性と身体障害者用トイレの増設、躯体防水、ホール照明のLED化、カーペット改修、受変電設備高圧機器改修、ITV装置改修、楽屋・会議室コンセント設備など改修、LAN設備改修。設計は内藤建築事務所(京都市左京区)が担当した。
 ひめぎんホールは1986年4月に県民文化会館として開館した西日本最大級の多目的ホール。築32年が経過し、施設の老朽化が進んでいることから、大規模改修を行うこととなった。設計者は世界的な建築家故丹下健三氏。規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上5階建て延べ4万1651平方b。メインホール客席3000席、サブホール客席1000席、大小会議室、多目的室などを有する。同ホールは年間で50万〜60万人の利用がある。場所は松山市道後町2。

提供:建通新聞社