多度津町は新庁舎建設に伴う基本・実施設計策定支援業務(CM業務)受託候補者を公募型プロポーザル方式で選定し、明豊ファシリティワークス(東京都千代田区)を特定した。プロポーザル参加事業者は3社だった。9月25日に契約する予定。
今回の契約分は設計者選定支援および基本設計段階で、契約期間は2019年3月31日まで。別途、実施設計段階の支援業務(19年4月1日〜11月末)を19年3月〜4月ごろをめどに契約する見通し。
同設計策定支援業務では、基本・実施設計者の公募手続き支援▽基本設計の方針検証および内容確認▽実施設計開始段階の検討および同設計の内容確認―などを行う。
基本・実施設計者について、18年10〜11月にもプロポーザル方式で選定する見通し。公募または指名とするかどうかをCM業務受託候補者と検討して決める。同設計を19年9月末までを目標にまとめる計画。
基本計画によると、耐震構造の庁舎棟(4400平方b)とホール棟(1200平方b)の予定工事費は約32億2000万円。建設予定工期は20年2月〜21年3月。基本計画は新企画設計(松山市)が担当し、庁内一般職員で構成する作業部会の意見を織り込んでいる。
1970年10月に完成し老朽化が進む現庁舎(鉄筋コンクリート造5階建て延べ約3800平方b)が津波浸水想定区域内にある。このため、JR多度津駅の東側にある町有地(パーク・アンド・ライド駐車場の北側)約5800平方bに建て替えを計画している。
提供:建通新聞社