滋賀県東近江土木事務所が所管する「県道伊庭円山線道路整備事業」と、近江八幡市が所管する「市道白王5号線道路整備事業」が、近江八幡市白王町で連携して、同時並行的に進められている。どちらも、今年度中に詳細設計を取りまとめ、予算が確保できれば19年度に着工することも考えられるとしている。県は「道路整備アクションプログラム2018」で同路線の整備を「前期(〜22年度まで)の事業完了」と位置付けている。
県道526号伊庭円山線(いばまるやません)は、東近江市伊庭町を起点に近江八幡市円山町で主要地方道大津守山近江八幡線に接続する6・1qの一般県道。白王町内で長命寺川右岸を通った後、ほぼ直角に白王橋を渡って左岸・円山町側へ通じる。
今回の事業箇所は、白王橋の右岸側。県事業は、白王橋の架け替えを既に終了しているが未整備区間の道路整備について、道路詳細設計(A)をL約480bと、長命寺川の河川改修事業となる護岸詳細設計L約200b(低水護岸は自立式矢板、高水護岸はブロック張を標準とする)を実施。
また、近江八幡市は、白王橋を渡らず直進し主要地方道彦根近江八幡線(大中バイパス)に通じる市道白王5号線(L約250b)を拡幅整備する道路詳細設計(A)などを実施する。接続する彦根近江八幡線にはバイパス整備時に、既に右折レーンの設置スペースが確保済みで、白王5号線も接続箇所に右折レーンを設ける予定をしている。湖周道路南部方面から安土、能登川の市街地へ、利便性の向上から一定の通行量が予想されることから信号機の設置も要望していく考えだ。
道路幅員はどちらも、車道(3b×2車線)+片側歩道(3b)で全幅11b程度となる見通し。
提供:滋賀産業新聞