福島建設工業新聞社
2018/09/20
【福島】県アーカイブ拠点施設/総合評価で建築公告
県は20日、東日本大震災・原子力災害アーカイブ拠点施設整備(建築)工事の総合評価方式一般競争を公告した。WTO政府調達協定対象。3者以内共同企業体で、代表者は経営事項審査「建築一式」総合評定値1000点以上、代表以外は800点以上。過去15年以内で一定の施工実績を求める。技術提案テーマは鉄筋コンクリート、鉄骨各工事の品質確保。入札参加確認申請書提出期限10月15日、開札11月7日。工事は3分割で機械、電気工事は追って公告する。
世界初の複合災害の記録・教訓、そこから復興する過程を収集・保存・研究し、後世に継承・発信する施設。建設地は双葉町中野地区復興産業拠点に含まれ、復興祈念公園予定地に隣接する敷地約3万5000平方b。
施設の規模はRC一部S造3階(屋上含む)建て延べ約5200平方b(1階2700、2階2500)。外観は祈念公園側に向けて弧を描き、内部はストーリーに沿った展示施設や管理・研究エリア、研修・会議エリア・サービス収蔵エリアを設置する。
2020年東京五輪・パラ五輪の開会(7月)までの開館を予定している。総事業費55億円、建設費32億円。