建通新聞社
2018/09/20
【大阪】新木津川大橋詳細設計はエイト日本技術開発
大阪市が進める新木津川大橋の耐震補強計画で、アーチ部分などの詳細設計をエイト日本技術開発(大阪市淀川区)に委託した。納期は2019年3月29日。予備設計段階でダンパー設置による制震工法が最有力としており、今後、ダンパーの設置場所やボリュームなどの詳細を検討していく。順調に進めば19年度に工事発注する考えだ。
新木津川大橋は、1994年に完成した国内有数のアーチ橋で、木津川の河口に位置。大阪市大正区船町1丁目と住之江区柴谷1丁目とを結ぶ。河川内の航路(幅150b、高さ46b)を確保するため、全長は約2・4`に及ぶ。
橋梁全体は、主橋梁(長さ495b、幅員11・25b)と両岸のアプローチ橋で構成。橋の高さは最高地点で水面上50bの高さがある。そのため、取り付け道路部分が通常の橋と比較して長くなり大正区側のアプローチ部(長さ881b、幅員12・75b)は、3重のループになっている。
3重ループになっている大正区側のアプローチ部は、2012年度に設計をまとめており、今回のアーチ部の詳細設計と合わせて工事計画を検討する考えだ。反対側のスロープ部(住之江区)については、コンクリートの巻き立てや落橋防止を施して耐震化する考えだ。
予備設計もエイト日本技術開発が担当した。