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日刊建設タイムズ社
2018/09/20

【千葉】千町村で実施設計/県施設改修課/市原高技専管理棟を大改修/20年度の着工予定

 県県土整備部施設改修課は先月22日の入札で、市原高等技術専門校管理棟大規模改修工事実施設計を千町村建築研究所(千葉市中央区新宿1―2―3)に委託することを決めた。委託金額は予定価格1662万6000円(消費税抜き)に対し1300万円(同)。委託工期は2019年3月25日。20年度に着工し、21年度までの2か年で工事を実施する予定。同校の施設整備では、ほかに県営繕課が新総合実習棟建築工事の基本設計を荒井設計事務所(君津市久保4―4―10)に委託している。
 管理棟は1974年7月の竣工で、建物規模がRC造3階建て延べ約1782u。大規模改修の主な内容は▽教室間仕切り壁の変更を含めた内外装の改修▽電灯電力設備改修▽弱電設備改修▽給排水衛生設備改修▽空調換気設備改修▽消火設備改修――などを予定。
 市原高等技術専門校施設整備事業は、老朽化や耐震性の不足などから、県有建物長寿命化計画に基づき新総合実習棟の建築と管理棟の大規模改修を実施する。
 実習棟は、塗装科、電気工事科、溶接非破壊検査科の入る総合実習棟とビルメンテナンス科の入るビルメンテナンス実習棟、自動車整備科棟の3棟のうち、自動車整備科棟を除く2棟を総合実習棟に集約し、建て替える。
 既存施設は、総合実習棟が75年の建設でS造2階建て延べ3001・28u、ビルメンテナンス実習棟が64年の建設でS造平屋建て延べ830・42u。
 全体の事業スケジュールは、本年度で管理棟大規模改修の実施設計、新総合実習棟の基本設計及び用地測量、来年度で新総合実習棟の実施設計を行い、20年度に管理棟の大規模改修に着工。管理棟の大規模改修は20〜21年度の2か年で実施し、21年度から新総合実習棟に着工。その後、22年度に既存施設を解体。同年度以降に自動車整備科棟の改築を検討する。
 市原高等技術専門校は、職業能力開発促進法に基づき職業能力開発を行う目的で設置された。高校や中学校を卒業して就職しようとする人や、転職して新しい職業に就こうとする人などが就職に必要な技術や知識を身につけられるよう訓練を実施している。訓練科は自動車整備科、電気工事科、溶接非破壊検査科(旧プラント保全科)、塗装科、ビルメンテナンス科の5科。
 同校は59年4月に、板金科、溶接科、電気機械科の3科を設置した五井市原職業訓練所として開設。その後、市原職業訓練所、市原専修職業訓練校、市原高等職業訓練校などの改名を経て、74年度から名称を市原高等技術専門校とした。k_times_comをフォローしましょう
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