日本工業経済新聞社(茨城)
2018/09/19
【茨城】下妻市が新庁舎基本設計に継続費/9月補正予算案
下妻市は開会中の市議会定例会に9月補正予算案を含む議案を上程している。補正予算案の主なものでは、新庁舎などの基本設計と事業者選定支援委託として2カ年継続費6426万円を措置。新庁舎建設の関連事業費としては総額4190万6000円を計上している。このほか市内小学校の空調設備整備で設計委託料1506万6000円を盛り込んでいる。
新庁舎では早期建設を目指し事業を前倒ししていく方針で、基本設計などの委託料として2カ年継続費6426万円を設定した。年割額は2018年度1927万8000円、19年度4498万2000円。議会の承認を得た上で、早ければ10月ごろにも基本設計などを発注する見通し。19年度半ばにもまとめたい考え。
また新庁舎建設の関連事業では、国土交通省の18年度PPP/PFI推進支援の2次募集で採択された複合防災施設等整備の官民連携調査委託料1201万円をはじめ、アスベスト・PCB調査委託料381万3000円、地形測量委託料284万1000円、物件移転補償調査委託料396万4000円を盛り込んでいる。
小学校の空調設備整備では近年の猛暑を踏まえ、全9校の普通教室121室に設置を計画。設計委託料として1506万6000円を予算化。議決後、早ければ10月にも発注する見通し。工事については国の補助金などの動きを見ながら、早期着手を目指していく。
補正案ではこのほか、都市公園の遊具改修に1491万円、水神橋修繕の工事費の不足分として950万円、市道5369号線の拡幅に500万円、柳原球場のテニスコート外周整備に581万1000円などを設定している。
一般会計全体には1億5006万2000円を追加し、総額を168億9383万5000円とした。会期は21日まで。
補正予算案の主な内容は次のとおり。
【総務費】
◆財産管理
◇市庁舎等アスベスト・PCB調査業務委託=381万3000円
◇複合防災施設等整備官民連携調査委託=1201万円
◇市庁舎等建設基本設計および事業者選定支援業務委託=1927万8000円
◇市庁舎等建設地形測量業務委託=284万1000円
◇物件移転補償調査業務委託=396万4000円
◇コンクリートブロック塀撤去およびフェンス設置工事=350万円
◇公用車購入=220万3000円
◆防犯対策
◇防犯灯設置工事=182万4000円
◇街頭防犯カメラ設置工事=100万円
【民生費】
◆高齢対策・福祉センター工事=71万3000円
【土木費】
◆道路新設改良・道路改良および舗装等工事=500万円
◆橋梁維持
◇橋梁設計積算業務委託=194万4000円
◇橋梁修繕工事=950万円
◇用排水路・排水路工事=400万円
◆都市公園
◇遊具改修工事=1491万円
◇コンクリートブロック塀改修工事=478万円
◇公用車購入=147万円
◆Waiwaiドームしもつま管理・コミュニティーサイクルポート設置工事=378万円
【消防費】
◆防災・業務継続計画作成業務委託=178万2000円
【教育費】
◆小学校管理
◇防火設備定期調査報告委託=171万6000円
◇工事設計委託=1506万6000円
◇環境改善工事=825万9000円
◆中学校管理・防火設備定期調査報告委託=47万8000円
◆体育施設
◇総合体育館特殊建築物定期調査報告委託=56万9000円
◇千代川体育館特殊建築物定期調査報告委託=47万6000円
◇柳原球場テニスコート外周整備工事=581万1000円
◇千代川運動場コンクリートブロック塀撤去工事=222万7000円