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建通新聞社(神奈川)
2018/09/19

【神奈川】横須賀市 市営住宅PFI事業者に結愛

 横須賀市は、本公郷改良アパート建て替えのPFI事業を実施する民間事業者に、青木あすなろ建設を代表企業とする「結愛(YU―AI)」グループを選定した。その他の構成企業は、市浦ハウジング&プランニングとウスイホームの2社。入札価格は49億5000万円だった。同グループの提案による事業期間は2025年6月まで。
 入札には「結愛(YU―AI)」の他、「長谷工コーポレーショングループ」(長谷コーポレーション、アール・アイ・エー横浜支社)、「ROLLING」(大和ハウス工業横浜支社、梓設計)が参加。「結愛(YU―AI)は価格評価点が30・29点、性能評価点が76・64点、総合評価点106・93点で1位となった。同グループは住宅建設後に生じる余剰地を活用して得る「余剰地活用価格」として7億9898万2920円を計上しているため、市の負担額は41億5101万7080円となる。今後、仮契約を結んだ上で12月市議会で議決を受け、正式に契約する。
 本公郷改良アパートは、A〜C区画にA棟(鉄骨鉄筋コンクリート造11階建て140戸)、B棟(鉄筋コンクリート造7階建て88戸)、C棟(鉄骨鉄筋コンクリート造9階建て90戸)の3棟、D区画にD棟(鉄筋コンクリート造5階建て12戸)と、公郷町交番、本公郷青少年の家、旧本公郷乳児保育園、公園、付帯施設(店舗、集会所)が配置されている。所在地は公郷町2ノ21ノ2。
 PFI事業では、耐震性が低く老朽化した本公郷改良アパート4棟と付帯施設、本公郷青少年の家および旧本公郷乳児保育園を解体・撤去し、現A〜C棟が所在する三つの区画に、新たに更新住宅(1LDK180戸、2DK80戸)と付帯施設を段階的に整備する。既存住宅の入居者の仮移転や本移転、退去などに関する業務も行う。また、A〜C区画の更新住宅建設後の余剰地は、事業者の提案により活用する。

提供:建通新聞社